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札幌の冬に太るのはなぜか|雪で減る移動量と、西区での防ぎ方

ランニングマシン3台とバイクが並ぶ有酸素エリア

冬に体重が増えて、春に戻すのに苦労する。札幌で何度か冬を越した方なら、心当たりがあると思います。食べる量が急に増えたわけでもないのに、3月に体重計に乗ると2〜3kg違っている。

原因を「年末年始の食べ過ぎ」で片づけると、たいてい対策も食事の話だけになります。ただ、札幌の冬に起きていることを数字で見ると、先に減っているのは外を移動する量のほうです。

このページでは、気象庁の平年値と札幌市消防局の転倒統計で「どの月に何が変わるのか」を確認したうえで、体重計より先に何を数えるか、12月までに何を決めておくかを並べました。書いているのは西区の琴似でジムを運営している側ですが、ジムに通うかどうかは最後の話です。

冬に増えるのは、食べた量より動かなくなった量

気象庁が公表している札幌の平年値(1991〜2020年の平均)を、11月から3月まで並べます。

月 降雪の深さ合計 日平均気温 当店で見ている範囲での変化
11月 30cm 5.2℃ 降り始め。まだ歩ける日が多く、来館も落ちにくい
12月 113cm -0.9℃ 路面が変わる。「今日は寒いので」が出始める
1月 137cm -3.2℃ 最も降る月。外の用事を1日にまとめる方が増える
2月 116cm -2.7℃ 凍る日が続く。徒歩を車に替える方が増える
3月 74cm 1.1℃ 融け始めるが、朝晩は滑る

11月の 30cm から 12月の 113cm へ、ひと月で4倍近く増えます。年間では 479cm。12月から 2月までは、毎月 1m 以上が降り続ける計算です。

ここで起きるのは、運動をやめる決断ではありません。駅まで歩いていた道を車にする。ひとつ先のスーパーをやめて近いほうにする。休みの日に出かける回数を減らす。 どれも運動の話だと思っていないので、「今年から運動をやめた」という自覚が残りません。増えたぶんの体重だけが、春に残ります。

琴似駅の周りは、札幌の中でも転びやすい場所として記録されている

「冬は歩きにくい」は感覚の話に聞こえますが、札幌には実測があります。

札幌市消防局のデータをまとめた冬みち転倒による救急搬送統計によると、令和6年度は 12月〜3月の救急搬送者が 1,813人 で過去最多でした。11月の 56人 を含めると、11月〜3月で 1,869人 です。

注目したいのは場所のほうです。同じ統計では、転倒は「すすきの地区・大通地区」に集中していて、それ以外では新札幌駅、琴似駅、澄川駅、西18丁目、麻生駅、白石駅、北24条駅といった地下鉄駅の周辺で多く発生していると書かれています。札幌駅周辺から駅前通り沿いで比較的少ないのは、地下街・地下歩行空間・ロードヒーティングの整備状況が影響している可能性がある、とも書かれています。

琴似のイオン前の通り(歩道と車道)
琴似のイオン前の通り(歩道と車道)

琴似は、人が多く集まる駅でありながら、地下でつながっている範囲が都心ほど広くありません。地上に出て歩く区間が残るぶん、路面の状態がそのまま歩きやすさに出ます。

この一帯で冬に何が起きるかというと、転ぶ人が出るだけではありません。転びたくないので、みんな歩き方を変えます。 歩幅を狭くする、急がない、遠回りでも除雪された道を選ぶ、そもそも外へ出る回数を減らす。ひとりあたりの歩く量は、この時点で静かに落ちています。

雪かきは運動の代わりになるのか

見学に来られた方に「冬は雪かきしてるから運動になってますよね」と聞かれることがあります。半分はそのとおりで、半分は当てになりません。

雪かき自体はきつい作業です。ただ、運動として見ると扱いにくい点が3つあります。

  • 降った日にしか発生しない。 続けて降る週もあれば、ほとんど降らない週もあります。回数を自分で決められません。
  • 使う場所が偏る。 同じ向きでスコップを扱い続けるので、腰や肩に負担が集まりやすい動きです。
  • 終わったあとに動く気力が残らない。 朝に雪かきをした日は、その日の他の活動が減りやすい。

「今日は雪かきをしたから」で1日が終わると、月単位では運動が増えていないこともあります。雪かきを運動として数えるなら、やった日ではなく、やらなかった日に何をしたかのほうを見てください。

体重計に乗る前に、12月からの「行った回数」を数える

冬に体重だけを見ていると、判断が難しくなります。厚着で見た目の変化に気づきにくく、体重は短期間でも上下します。数字が動かない週が続くと、たいてい先にやめるのは運動のほうです。

当店では、成果の測り方はその人に合わせて決めればいいと考えています。基本にしているのは、体重計の数字ではなく見た目や服のサイズのほうです。数値を追うのが向いている方は体重計を使えばいいですし、そうでないなら鏡の前で写真を撮って月単位で見比べるほうが、変化が分かりやすいこともあります。「体重を減らすこと」と「欲しい見た目を作ること」は、別の作業です。

そのうえで、冬にいちばん当てになる数字は体重ではなく、**12月から数えた「動いた日の回数」**です。ジムでも、屋内ウォーキングでも、家での体操でも構いません。週に何回だったかを数えていれば、3月に体重が増えていたとき、原因が食事か移動量かを自分で切り分けられます。

冬に増える人と増えない人で、実際に違うこと

当店を運営している中で見ている範囲の話です。他のジムや全国に当てはまる話としては読まないでください。

月2回のパーソナルとジム通い放題を組み合わせたコースの方は、通い放題だけの方より、来なくなる方が少ない傾向があります。それでも一定数はいます。2ヶ月17回の短期集中で入られた方は、ほぼ全員がやりきります。ただし、短期集中のあと通い放題のコースへ移ると、そこから続かなくなる方もいます。

この差を見ていると、続くかどうかを分けているのは意志の強さというより、予定が外側に入っているかどうかに見えます。予約が入っていれば行く。入っていなければ、寒い日は飛ぶ。

スミスマシンでスクワット。トレーナーが横で見守る
スミスマシンでスクワット。トレーナーが横で見守る

もうひとつ、冬に効くのは休んだあとの扱い方です。「今日は疲れたから休みたい」という方には、休んでくださいと伝えています。そのぶん、取り戻す計画を立て直せばいいだけです。休むことと辞めることは別です。問題は休んだ日ではなく、そのあと戻れるかどうかのほうで、1回飛ばしたことをきっかけにそのまま来なくなる方は毎年います。これは禁煙に似ています。3ヶ月やめていても、1本がトリガーになる。それでも決めることはひとつで、運動していた自分に戻りたいのか、戻らなくていいのか。戻りたいなら、戻ればいい、という考え方でやっています。

冬は、この「1回飛ばす」が起きやすい季節です。吹雪いた日、路面が凍った日、日が落ちるのが早い日。飛ばすこと自体は避けられないので、飛ばしたあとに戻る日をあらかじめ決めておくほうが現実的です。

12月までに決めておく3つ

雪が積もってから探し始めると、そのまま3月になります。11月のうちに決めるのは次の3つです。

  1. 場所|家・屋内で歩ける場所・公共施設・ジムのどれで冬を越すか。費用が安い順に並べて比べたものを冬の運動不足をどう解消するかの記事にまとめてあります。無料の選択肢で足りる方は、そこで十分です。
  2. 曜日と時間|「空いた時間に」は冬にいちばん消えます。曜日と時刻を決めて、できれば予約の形で外側に出してください。
  3. 戻る日|飛ばした次にいつ行くかを、飛ばす前に決めておく。「明日から」ではなく「次の◯曜」のほうが戻りやすいです。

車で通うつもりなら、冬に停められるかも 11月のうちに見ておいてください。施設によっては冬に使える区画が減ります。西区の施設を台数と無料時間で並べた駐車場の比較記事があります。

Legameの場合

ここから先は、このページを書いている絆 Style-gym Legame 札幌琴似店の話です。運営者が書いている点は差し引いて読んでください。

場所は地下鉄東西線 琴似駅1番出口から 徒歩1分。前の節で触れたとおり琴似駅の周辺は冬に転倒が多い一帯ですが、地下鉄で来ていただければ、駅を出てから店までの屋外は1分ほどです。車の方は、店舗から 徒歩50秒ほどの近隣に専用駐車場があります(5台)。

駐車場から店舗へ戻る通り(歩道と車道)
駐車場から店舗へ戻る通り(歩道と車道)

営業は平日・土曜が10:00〜21:15(最終受付20:30)、日曜・祝日が10:00〜17:15(最終受付16:30)、定休日は木曜です。

作りとしては、ジムは通い放題で、そこにやってみたい運動をひとつ選んで足す形になっています。

  • パーソナル — 30分のパーソナルトレーニング 月2回+ジム通い放題
  • ピラティス — 50分のグループレッスン 月2回+ジム通い放題
  • ランニング・マラソン — 30分のグループ指導 月1回と 60分のランニング 月2回+ジム通い放題

月額はキャンペーン価格で8,900円(税別)/9,790円(税込)から、キャンペーン終了時の通常価格は11,000円(税別)/12,100円(税込)です。キャンペーン中は入会金(通常22,000円・税込)と初月月会費が0円、年会費11,000円(税込)は初回請求月に月会費と合わせてかかります。会員上限になり次第、受付終了です。

この節の主題に引きつけて言うと、向いているのは冬に予定が外側に入っていないと動かなくなる方です。月2回の指導は日時を予約して入れる形なので、吹雪いた週でも「その日は行く日」が残ります。通い放題に回数の制限はないので、外で動けない 12月から 3月だけ来る回数を増やして、春に外で走れるようになったら減らす、という使い方もできます。マシンの使い方を教わってから一人で使いたい方にも向いています。Googleのクチコミ(5.0、218件・2026年9月時点)には「なかなか運動習慣が自力ではつけられなくて通い始めましたが、パーソナルのおかげで『行こう!』という気になるし、少しずつ身体が整って変わっている実感があります」(gemma さん・9か月前)という声をいただいています。

月2回では冬を越すのに足りない、と感じる方もいます。その場合は他店を探す前に、指導の回数を増やす選択肢があります。パーソナルは 月2回のほかに 月5回・月9回などのプランがあり、料金は料金ページに載せています。冬のあいだだけ回数を上げる、という決め方もできます。

一方で、当店では用意していない形もあります。深夜や早朝に通いたい方(24時間営業ではありません)、プールやサウナを使いたい方、マシンピラティスをやりたい方。この3つは、24時間ジムや総合スポーツクラブ、マシンピラティス専門のスタジオのほうが合います。札幌のジムを型ごとに比べたものは通い放題は何が放題なのかの記事にまとめてあります。

次にやること

まず、去年の 12月から 3月に自分が何をしていたかを思い出してください。ほとんど何もしていなかったなら、今年も同じ月に同じことが起きます。

そのうえで、今週中に場所・曜日・戻る日の3つを決めてください。無料の選択肢で足りるならそれが一番いいですし、去年それで止まったなら、予約という形で外側に予定を入れられる場所を探す段階です。

1階の受付カウンターとラウンジ全景。カウンター席、靴棚、トイレの案内
1階の受付カウンターとラウンジ全景。カウンター席、靴棚、トイレの案内

琴似で見学先を探すなら、琴似のジム Legame のトップページに施設と料金、見学の申し込みをまとめています。

雪が積もる前の 11月のうちに決めておくと、12月に迷わずに済みます。

Legame のトレーニングマシンエリア

Gym

琴似のジム Legame

地下鉄琴似駅からすぐの場所にあるジムです。ジムは通い放題で、やってみたい運動をひとつ選べます。

記事を読んで気になったことは、見学のときに直接聞いてください。